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魂柱パッチのこと

さて続きです。

今回ご紹介するのは「魂柱パッチ」、イタリア語で「Pezza d'Anima」と呼ばれる修理です。
魂柱によって痛んでしまった表板を補強するために行われます。
このヴァイオリンの場合、魂柱の立っていた位置に沿うようにクラック(割れ)がありました。

では始めましょう。まずはパッチの大きさと位置を決めます。

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彫ります。with 丸鑿&スクレーパー。
だいたい表板の厚みの2/3ほど取り除きます。

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ここで少しでも手を抜こうものなら、後々自分を呪うことになります。

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パッチを合わせていきます。
彫った穴にピッタリ合うように少しずつ形を作っていきます。
ここは技術以上に集中力との勝負。どこを削るべきか精確に見極められるかが重要。
この時に彫った穴の形が悪いと合うものも合わなくなるのです。

パッチ材の木目は、表板の木目に対して少し傾けてやります。
これにより、後々新しいクラックを誘発するなどのトラブルを防ぎます。

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完成。
うん。ようやくこのヴァイオリンも目処が立ってきました。
あと一息かな??



posted by 藤井大樹
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