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del Gesù はじめました。

アンティーク仕上げやコピーを手掛ける作家なら誰もが通るであろうGuarneri del Gesù。
僕も、マエストロ エドガーの工房ではいくつも作りましたが、自分の工房ではまだ触れていません。

というわけで今回、初グァルネリなのです。
モデルはLord Wilton。マエストロの十八番でもある、僕にとってはなじみ深いモデルです。

しかし、いざ一人で取り組んでみるとやっぱり難しい。
そもそもデルジェス師匠の作品は、洗練されたストラド師匠に比べ非常に、、こう、、荒々しい。
細部の処理や、作り方も、決して、、上手とは言い難い、、というのが、まぁあくまで一般論。
ですが、一貫したスタイルがあり、楽器としてはとても美しい。

作りやすさでいうと、ストラドモデルのような、綺麗な、まとまりのあるものの方が作りやすいんです。
非常に極端で乱暴な言い方ですが、技術を極めていけば誰が作っても同じような整った形になってくれる。

逆にデルジェスモデルのように、歪な中の美しさを表現する方が難しいと、僕は思います。

クレモナの学校にいた頃、「デルジェスモデルはストラドモデルを30挺作ってからだ」とよく言われたものですが、
今その意味がすごくよく分かる気がします。

P2284533.jpg

それにしても、本当に楽しい!!


posted by 藤井大樹
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